
こんにちは!毎日の保育お疲れ様です。
外やお散歩に行こうと支度する中、冬になるとよく見られる光景。
「(上着)着ない!」
「服着たくない!」
上着を着るのを拒否し、Tシャツ1枚のままで外に遊びに出かけてしまう…
寒いから着てほしいと思いつつも、着せようとすると大泣きするので出来ずに困っていませんか?
実はその姿、2歳の発達に理由がありました。
今回は、2歳の子どもが上着や服を着たがらない理由と対処法をご紹介します。
子どもの思いも大切にしたいけれど、寒さからも守ってあげたいと悩む保育士の方に届くと嬉しいです。
✅この記事でわかること
- 2歳が服を着ない理由
- 服を着たくないと言ったときの対処法
☆本記事は、保育現場での実践経験に加え、感覚統合や内受容感覚など、子どもの発達に関する文献や専門資料を参考にしながら執筆しています。
2歳の子どもが服を着ない3つの理由
こだわりが出る時期
2歳の子どもは、自我が芽生えてなんでも「自分でやりたい!」「自分で決めたい!」時期です。
大人から「やりなさい」と言われると反発心が出てスムーズにいきません。
お気に入りの服や靴下でないと着てくれない、なんてことはよくある光景でしょう。
認知機能の未熟さ
認知機能がまだ十分に育っていないため、寒いから着るという認識にならないことも2歳の子どもが上着を着ない理由の1つです。
温度を感じる「内受容感覚」は2〜4歳に成熟します。そのため、因果関係(寒い=着る)の理解がまだ不安定です。
そのため、着なくてはいけない理由がわからずに「着ない!」と言っていることがあります。
感覚が敏感
上着を着ると変な感じがする、長袖は落ち着かないなどの理由から、服を着たがらない子もいます。
子どもは大人よりも、皮膚感覚が未成熟で刺激を強く受けやすいことが分かっています。
締め付け感やチクチクなど、冬は不快な刺激が増える時期です。
裏起毛やサイズの合っていないものは子どもが感覚を拾いやすいため、注意が必要です。
子どもが服を着ないと言ったときの対応法
選択肢を渡す

子どもが服を着ないときは、「どちらにする?」と選択肢を渡して子どもに選んでもらいましょう。
自分で決めたい時期の子どもには、「自分で決められた」ことで抵抗感なく進められます。
また、保育士の中にもたくさんの選択肢を持っておくことが重要です。
たとえば、上着をどうしても着たくなかった場合は、下に重ね着するのでよしとしておくと子どもにも対応しやすいですよ。
「外は寒いから、暖かくして出てほしいんだ。上着を着る?もう1枚服を着る?」
このように声を掛けると、子どもの自分で選ぶ機会も作れるうえにこちらの思いも伝えられます。
子どもに選択肢を渡して、自分で選ぶ機会を作りましょう。あわせて、保育士の中にも服を着ないときの代替案を持っておくと安心です。
感覚が気になる子は環境を調整する

服に対しての違和感が強い子には、不快と感じる原因を取り除いてあげましょう。
子どもが不快に感じるのは、チクチクしたり、サイズが小さかったりする洋服が多いです。
こちらで環境を整える場合は、刺激のない服にしてあげます。
しかし、洋服カゴの中に同じような服しかないこともあると思います。
そのようなときは、ご家庭にも協力をお願いしましょう。
- タグを切ってもらう
- 裏起毛ではない洋服を用意してもらう
- 首周りがキツくないかチェックする
- 洋服のサイズを見直してもらう
刺激の少ない服を用意してもらい、子どもが服を着れるよう保護者の方とも一緒に環境を整えてください。
実際に寒さを感じてもらう

2歳児は温度を感じて判断する“内受容感覚”がまだ発達途中で、言葉や因果関係の理解も完全ではありません。
保育士が「寒いから服を着ようね」と言ってもよくわからず、「寒くない!」「着ない!」となっている場合があります。
2歳児は「体験(感覚)」と「行動」が直結しやすく、視覚優位で周りの行動の模倣が起きやすい発達段階にあります。
そのため、大人の説明より 実際に寒さを感じる体験や、周りの子が上着を着ている視覚的な情報のほうが、届きやすくなります。
・一度外に出て寒さを感じる →上着を着ている子を見る
という流れが、自然に上着や服を着る行動へつながる助けになります。
まとめ
2歳児の子どもが「服を着たくない!」「上着着ない!」と言うのは、感覚が敏感であったり、認知機能が未熟であったりと発達が関係しています。
発達を踏まえた対処法で、子どもに寄り添いつつ服を着てもらえるか試してみてください。
参考文献・参考サイト
本記事は、以下の文献・サイトの内容を参考に執筆しています。
- 山崎学園大学
「子どもの発達を支える感覚統合 ― 理解・実践・専門性」



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