2歳の食事に1時間かかるのはなぜ?集中力と発達段階から考える理由

やりたいを育てるヒント帖
あさのちさ
あさのちさ

こんにちは!毎日の育児お疲れ様です♪

子どもの食事に関する悩みはつきないもの。

なかでも2歳の子どもに多いのは、「食事に時間がかかるではないでしょうか。

子どもに「早く食べなさい!」と声を掛けていたら、1時間も経っていたという経験はありませんか?

2歳の子どもの食事時間は個人差が大きく、「1時間かかるのは普通なのか」「いつまで続くのか」が気になる方も多い悩みです。

今回は、2歳の子どもの食事が1時間かかる理由と、集中力について書いていきます。

食事に集中してほしいと思っている方に届くと嬉しいです。

✅この記事でわかること

  • 2歳の子どもの食事が1時間かかる原因
  • 年齢ごとの集中力の目安
  • 食事と遊びの集中力は違う
  • 集中させようとすると起きること

2歳の子どもの食事が1時間かかる原因

2歳の食事時間は20〜30分程度が一つの目安とされることが多いですが、イヤイヤ期などの発達的要因や生活リズムの影響で、30分以上かかるケースも珍しくありません。

また、この20〜30分という時間は、「集中し続けられる時間」というよりも、食事として区切りをつけやすい目安と考えられています。

これらを前提に、2歳の子どもの食事が1時間かかる原因は、3つあります。

  • 集中力が切れた
  • 空腹が満たされた
  • 環境が気になる

子どもがなぜ食事に1時間かかっているのかを知りましょう。

集中力が切れた

集中力が切れると、食事に1時間かかる場合があります。

2歳の子どもは、集中を維持する力がまだ未発達です。

食事のように、スプーンを持つ・すくう・口に運ぶなどたくさんの動作が連続する行為では、集中力が途切れやすいとされています。

集中力については、次で詳しく説明します。

空腹が満たされた

お腹が満たされていて食べ進みが悪いこともあります。

年齢ごとの食事の目安量はありますが、子どもによって食べられる量は変わります。

また、体調や活動量によって少しの量で満足してしまう場合もあります。

食事に時間がかかる時は、子どもの様子を振り返ると、子どもが食べない理由のヒントを得られますよ。

環境が気になる

子どもが食事に集中できるかどうかは、周囲の環境も大切です。

食べるときにテレビがついていたり、おもちゃがあったりすると子どもの意識を集めてしまいます。

そのほかにも、子どもに合った高さの椅子であるか、食具であるかも子どもが食事に集中できる要因になります。

食事が進まないときは、環境も見直してみましょう。

【年齢ごとの集中力の目安】2歳の食事時間との関係は?

集中力の目安として、「月齢+1分程度」と説明されることがあります。

2歳の場合、数分程度が1つの目安とされることが多いです。

ただしこれは、1つのことに注意を向け続けた場合の目安です。

発達心理学では、集中力(注意)は1つの対象に向けられるものとされており、食事のように動作が連続する活動では、動作ごとに注意の対象が移ると説明されています。

また、注意の維持や行動の切り替えに関わる前頭前野は、2歳頃には発達段階にあります。

そのため、注意を保ち続けたり、気持ちを切り替えたりすることが難しく、食事中に集中が途切れやすい時期とされています。

このことから、食事時間の長さ=集中力の長さではないと考えられます。

2歳の食事と遊びでは集中力の仕組みが違う

おかあさん
おかあさん

でも、遊んでいるときにものすごく集中している姿がある気がする・・・

と思われた方もいるのではないでしょうか。

食事と遊びでは集中力が働く仕組みが異なります。

遊びは、子ども自身の興味や「やりたい」という気持ちから始まる行動です。

目的や終わりが決まっておらず、興味が続く限り行動も続きます。

一方、食事は生活リズムの中で大人が用意する行為です。

空腹が満たされると、食べ続ける必要性が子どもにとって弱くなり、注意が別のものに向きやすくなります。

そのため、遊びと同じような集中の持続を、食事の場面で期待するのは難しいとされているのです。

食事中に集中が切れるのは、集中力が低いからではなく、行動の性質の違いによるものと考えられています。

集中させようとすると起きること

ここまで、子どもの集中力についてわかったことは以下の2つです。

・前頭前野の発達段階にあり集中が途切れやすい

・遊びと食事では集中力が働く仕組みが異なる

では、子どもを食事に集中させようとすると何が起きるのでしょうか。

声かけが増え、行動が受け身になる

食べるたびに声を掛けられると、子どもは自分のペースで食べ進めにくくなります。

その結果、自発的に食べる行動が減り、声かけがないと動かない状態になる場合があります。

食事時間が長引きやすくなる

集中を促す声かけや介入が増えると、食事の流れが中断されやすくなります。

食べる行為と注意が分断され、結果的に食事時間が長くなるケースが見られます。

食事が「作業」になりやすい

食事中に指示や促しが多いと、食べること自体が目的ではなくなります。

食事が作業化すると、子どもが主体的に食べる理由が弱まり、集中が続きにくくなります。

食事に集中させようとしなくて大丈夫

食事に時間がかかると、「集中させなければ」と感じる親は少なくありません。

しかし、2歳頃は前頭前野の発達段階により、注意を保ち続けたり行動を切り替えたりすることが難しい時期です。

食事は動作が連続する活動であり、集中が途切れやすいのは発達上自然だとされています。

そのため、食事に1時間かかることを、集中力の問題や関わり方のせいと結びつける必要はありません。

食事時間の長さは、発達段階やその日の状態によって左右されるものと考え、時間だけで良し悪しを判断しないようにしましょう。

食事時間について考える際の、1つの視点として参考になれば幸いです。

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