1歳・2歳がごはんを食べないのはなぜ?原因と無理なくできる対応法【保育士が解説】

やりたいを育てるヒント帖
あさの
あさの

こんにちは!毎日の育児お疲れ様です♪

「昨日まで食べていたのに急に食べなくなった」

「白米しか食べない」

「遊んでしまって全然進まない」

1歳・2歳頃になると、食事の悩みが一気に増えますよね。

「栄養は足りてる?」
「このまま偏食になったらどうしよう」と不安になる方も多いと思います。

実は、1〜2歳でごはんを食べなくなるのは、発達上よくあることです。

味覚が発達したり、自分で決めたい気持ちが育ったり、興味が広がったり…。

食べない理由には、この時期ならではの背景があります。

この記事では、1歳・2歳がごはんを食べない理由と、無理に食べさせず主体性を大切にする関わり方を、保育士視点でお伝えします。

1歳・2歳がごはんを食べないのはなぜ?よくある理由

1歳・2歳がごはんを食べない理由は、5つあります。

  1. 味覚や感覚が敏感になっている
  2. イヤイヤ期で自分で決めたい
  3. 成長が緩やかになり食べる量が減る
  4. 周囲に気になるものが多い
  5. おやつ・牛乳・便秘なども影響する

「急に食べなくなった」「前は食べていたのに」という変化も、この時期には珍しくありません。

理由を知ると、気持ちに余裕が持てます。

我が子の姿を思い浮かべながら見てくださいね。

① 味覚や感覚が敏感になっている

食べない理由の1つは、感覚が敏感であるからです。 

味覚が発達し、以前よりも「甘い」「苦い」「酸っぱい」様々な味を感じられるようになっています。

 また、食感や温度にもこだわりが出てきて、食べやすい固さや形状、温度はその子によって変わります。 

たとえば、嫌われがちな食材の代表ともいえる野菜。 

苦みやえぐみのある野菜は、大人より敏感に感じる子も多く、本能的に警戒しやすいとも言われています。

子どもが食べないときは、感覚が敏感であることから、味や固さなどに原因があるのかもと考えて、食事を見直すとよいでしょう。 

② イヤイヤ期で“自分で決めたい”

子どもがごはんを食べない理由の2つ目は、イヤイヤ期です。

自我が芽生える時期ですので、食事の仕方にもこだわりが出てきて「イヤ!」という場面が

増えます。

 何がイヤなのかを具体的にはまだ伝えられないため、親からしたら何が嫌なのかわからず困ってしまうこともあるでしょう。

しかし、単なる反抗ではなく、「自分で決めたい」という育ちの姿です。

選択肢の中から選べる体験を作ると、子どもも満足感を得られるためおすすめです。

 ③ 成長がゆるやかになり、食べる量が減ることも

1歳頃に比べて、2歳前後は成長のスピードが少しゆるやかになります。

そのため、以前より食べる量が減ったように感じることがあります。

「急に食べなくなった」「前はもっと食べていたのに」と心配になるかもしれませんが、成長にともなう自然な変化の場合も少なくありません。

また、日によって食べる量に差が出ることもよくあります。

大人でも食欲に波があるように、子どもにも「今日はあまり食べたくない日」があるものです。

2歳頃の食べムラは一時的なことも多く、成長とともに変化していくケースもあります。

数日単位で見て元気に過ごせているか、体重が増えているかなど、全体の様子を見ながら関わっていけると安心です。

④ 周囲に気になるものが多い

1歳・2歳の子どもは様々なことに興味深々です。 

食事の時に、魅力的なものがある環境だと食事に集中できない可能性があります。 

食事に集中できていないと感じる時は、環境を見直しましょう。 机の上だけではなく、座る位置なども見直してみてください。 

⑤ おやつ・牛乳・便秘なども影響する

食事量は、おやつや牛乳、便秘なども影響します。

おやつの時間と間隔があいていなかったり、なかなか便が出ていなかったりすると、食事も入りづらくなります。

食べない原因は、1つではない場合もあるため、子どもの体調や生活の流れも見直す必要があります。

1歳・2歳がごはんを食べないときの対応法|主体性を尊重する関わり方

主体性を尊重するとは、「好きにさせること」ではありません。

大人が環境を整えたうえで、子どもが自分で選び、決められるようにすることです。

では、具体的にはどのようにしたらよいのかを見ていきましょう。

野菜を食べないとき

野菜を食べないときは、無理に食べさせずにどんな形なら食べられるか工夫してみましょう。 

「自分で食べられた」と感じられる経験が増えるほど、食の意欲も続きやすくなります。 

どうしても食べないときは無理はせず、次の機会にチャレンジできる余白を残してあげることが主体性を尊重する関わり方です。 

食べられないのであれば、見たり、触ったり、匂ったりしてみるだけでもOKとし、食育として野菜に触れてみるのもおすすめです。

保育園でも、普段は野菜が嫌いで食べない子も、食育で触ってみると食べる子がいます。

食べること自体が嫌いにならないようにすることを最優先に考えてみてください。 

好きなものしか食べないとき

「自分で決めた」経験は食べる意欲につながり、自己決定の小さな成功体験になります。 

ブームや気分によって食べられるものは変わりますが、安心して「自分で選んだものを食べられた」経験が積み重なることで、少しずつ食の幅も広がっていきます。 

しかし、1歳・2歳の子が栄養も考えながら自分で食べるものを決めることはできませんよね。

例えば、「ブロッコリーとにんじんどっちにする?」と2択を出してあげると、子どもも選びやすく、自分で決められた経験ができます。

親の色々なものを食べてほしい気持ちと、子どもの自分で選択して食べたい気持ちとどちらも満たせます。

食事に集中しないとき

まずは「集中できる環境を整える」ことが大切です。 

様々なものに興味がある時期ですので、気になるものは置かない、目に入らないようにするのがおすすめです。  

また、時間も重要になります。

長い時間かけて食事をしていると、子どもの集中力も切れてしまいます。 

環境が整った状態で「自分で決めた」食べ方を実践できることが、主体性を伸ばすサポートになります。

 整えられた環境の中で「自分で食べる」経験を積むと、少しずつ食事に向き合える時間が増えていくこともあります。

こんな時は相談も検討を

1歳・2歳の「ごはんを食べない」は、発達の過程としてよく見られる姿です。

そのため、元気に遊んでいて、成長も問題なければ、まずは様子を見ながら関わっていくことが多いでしょう。

ただし、以下のような場合は、一度相談してみるのもおすすめです。

  •  水分もあまり取れない
  •  体重が減ってきている
  •  食べられるものが極端に少ない
  •  元気がなく、機嫌が悪い状態が続く
  •  便秘や体調不良が続いている

気になることがある時は、かかりつけ医や自治体の相談窓口、園の先生など、身近な人に相談してみてくださいね。

まとめ:親も子も無理せず食事を楽しもう! 

1歳・2歳がごはんを食べないのは、味覚や感覚の発達、自分で決めたい気持ちの育ち、成長の変化など、この時期ならではの理由が関係していることがあります。

親としては、「ちゃんと食べてほしい」「栄養が心配」と思うものですよね。

しかし、無理に食べさせようとすると、食事の時間そのものが嫌になってしまうこともあります。

大切なのは、子どもの気持ちを受け止めながら、大人が環境を整え、「自分で決められる」経験を少しずつ積み重ねていくことです。

「今日は一口食べられた」「野菜を触れた」など、小さな一歩も成長です。

親も子も無理をしすぎず、“食事が安心できる時間”になることを大切にしていけるといいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました