【保育士向け】主体性保育における発表会とは?│考え方とおすすめの実践例

子どもに寄り添いたい先生へ
あさの
あさの

こんにちは!あさのです。

ついに11月になり、今年も残り2ヶ月となりましたね。

運動会も終わり、ホッと一息・・・と思っていたら、次にやってくるのは「発表会」

落ち着く暇もなく、「何をやろうか?」と悩む先生たちの姿が思い浮かびます。

しかし、主体性保育を実践していると「発表会って必要なのかな?」と感じることもあるのではないでしょうか。

今回は、主体性保育における発表会の考え方について書いていきます。

✅この記事でわかること

  • 発表会の目的とは?
  • 主体性を大切にする発表会の考え方
  • 主体性を大切にした発表会の実践例

子どもたちをまんなかに置いた発表会とはどんなものか伝われば嬉しいです。

☆主体性を大切にした運動会の考え方も紹介中→子どもの主体性を大切にした運動会の考え方│行事づくりの4つのヒント

発表会の目的とは?

発表会は、1年間の子どもの成長を保護者に見せて喜びを共有する目的があります。

子どもにとっては、表現力を養ったり、友達と協力して1つのものを作り上げる楽しさを味わったりする場でもありますね。

主体性を大切にする発表会の考え方

一方で、主体性保育は、子どもが自ら選び、考え、行動するプロセスを大切にします

発表会もその延長線上にあり、結果よりも過程に価値をおくことがポイントです。

では、主体性を大切にする発表会とはどのようなものなの?

と悩まれる方が多いと思います。

  • なんのために発表会をするのかを考える
  • ”あたりまえ”や”やらなければ”を捨てる
  • 保護者目線に立つ
  • 保育士はサポート役になる

4つの視点から発表会について考えてみましょう。

なんのために発表会をするのかを考える

なんのために発表会をするのか考えたことはあるでしょうか。

さきほど発表会の目的を挙げましたが、改めて考えてみると、保護者に成長を見せるためが1番の目的になっていませんか?

子どもの成長や可愛い姿を保護者の方と共有したい思いは素敵ですが、子どもの思いが置いてきぼりではやらせている感が出てしまいます。

発表会で悩む場合は、もう一度なんのためにやるのかを考えて、子どもが主語になっているかチェックしましょう。

”あたりまえ”や”やらなければ”を捨てる

子どもの主体性を大切にした発表会をしたいと願うのであれば、”あたりまえ”や”やらなければ”という考えを手放してください。

発表会が行事として組み込まれている場合、「今年もやらないとな」となんとなくやっていませんか?

まずは、発表会が必要かどうかを考えてみるとよいでしょう。

また、年齢によって開催の有無を決めるのもいいですね。

子どもの姿は毎年変わります。

大勢の人の前で発表するのが好きな子たちもいれば、安心感のもとでみんなで楽しくなにかをすることが好きな子たちもいます。

子どもたちの姿に合わせて柔軟に変えていく視線を持つことが大切です。

保護者目線に立つ

保護者の目線に立って考えることも重要です。

子どもの成長を見る場であるともに、ほかの子と我が子の成長を比べてしまう場になる可能性があることを頭に入れておきましょう。

発表会に限らずですが、台本通りにできる子ばかりではありません。

たとえば、練習ではできていたのに、本番は緊張してできなくなってしまうこともありますよね。

練習の様子は日々のお知らせで伝えていると思いますが、ほかの子はできているのに、我が子はできていない・・・

そんな姿を見たら、気になってしまう保護者の方もいると思います。

子どもの成長を感じて喜びを共有することが目的であるならば、なにか違う形でそのような場が作れないか考えてみると、保護者にとっても苦しくない行事になります。

保育士はサポート役になる

主体性を大切にする発表会では、保育士はサポート役という意識を持ちましょう。

従来の発表会では、子どもをうまくまとめられると保育が上手と見られることが少なくありません。

しかし、発表会は先生の保育の手腕を見せる場ではなく、子どもの成長を一緒に喜ぶ場です。

保育士が作り上げたもの通りに子どもが動けることが、成長したということではありませんよね。

私たちは、子どもの声を拾って「やりたい!」「こんなことしてみたい!」を形にする支え役。

”まとめる人”から”支える人”になって、子どもの主体性を大切にした発表会をしてみてください。

子どもの主体性を大切にした発表会の実践例

では実際に、主体性を大切にした発表会の内容について紹介していきます。

  • 毎日やっていることを演目にする
  • 子どもたちの声を拾って形にする
  • 演目は決めずに生活を見てもらう

ポイントは、日常生活の延長でできる点です。

演目内容に悩む方の参考になれば嬉しいです。

毎日やっていることを演目にする

毎日やっていることを演目にすると、子ども達の主体性を尊重できます。

保育者が無理にセリフや振付を覚えさせることがなくなるためです。

たとえば、季節の歌を歌っている、子ども達が好きなダンスがあるのであれば、それを演目にしましょう。

いつもやっていることで大丈夫?と不安になるかもしれません。

でも、いつもやっていることが、一番子どもたちの自然な姿を見せられます

発表する演目の決め方や今までの子どもの姿を保護者に共有すると、成長を感じられる場になりますよ。

今の子ども達の姿から演目内容を決めてみてください。

子どもたちの声を拾って形にする

主体性を大切にした演目は、子どもたちの「やりたい!」「こうしたらいいんじゃない?」を拾って形にすることです。

子ども達の声を聞いて作り上げると、自分たちで決めたという自己決定感や「自分はこうしたい」という自己表現力が高められます。

また、発表会は1人でやるわけではないので、友達の意見も聞きながら折り合いをつけていく協調性も養えます。

自分たちで決めたことなので、取り組む意欲もグッと上がりますね!

「こんなことをしたい!」を形にして、子ども達の内側の成長に繋がる発表会にしましょう。

演目は決めずに生活を見てもらう

子どもの成長を見て喜びを共有し合う目的であるのならば、生活を見てもらう場にするのも1つの手です。

発表会としてやるのではなく、保護者に日常の生活や遊びを見てもらう日を作ります。

場所ややることが変わらないので、環境の変化に敏感な乳児クラスさんには特におすすめです

無理になにかをやるよりも、ありのままの姿を見てもらうことで子どもも安心して自分らしさを発揮できます。

また、家では見られない友達との関わりや保育者とのやり取りを見ることで、保護者も安心感や信頼感を深められます。

そのような機会を作ると、保護者にとっても、貴重で温かい時間になるでしょう。

まとめ:子どもをまんなかにした発表会で成長を喜び合おう

子どもの主体性を大切にした発表会とは、完成された姿を見せるのではなく、今の子どもの姿を見てもらうことです。

日々の生活や遊びの延長で自然に準備ができる内容で、発表会の演目を考えてみてください。

私たち保育者は、子どもをまとめる役ではなく、見守る・支える役であるという意識も覚えておきたいですね。

子どもの主体性を大切にした発表会、ぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

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