2歳が噛んでしまうのはなぜ?原因と正しい対応親が落ち込みすぎないための考え方

やりたいを育てるヒント帖
あさのちさ
あさのちさ

こんにちは!毎日の育児お疲れ様です♪

公園で遊んでいたとき、突然我が子が友だちに噛みついてしまった。

驚きと申し訳なさで、頭が真っ白になったことはありませんか?

「どうして噛んだの?」
「うちの子、大丈夫?」
「発達に問題があるのかも…」

そんな不安がよぎった方もいるかもしれません。

2歳の噛みつきは、発達の過程でよく見られる行動です。

言葉でうまく気持ちを伝えられないため、思いが強いほど口が先に出てしまうのです。

多くは、言葉が増えるとともに少しずつ落ち着いていきます。

そのため、自分を責めなくて大丈夫です。

原因と対応法を知り、子どもが噛んでしまったとき落ち着いて対処できるようにしましょう。

✅この記事でわかること

  • 2歳の子どもが噛みつく原因
  • 噛みつきが起こりやすい場面
  • 今日からできる対応法
  • 噛んでしまったときのフォローと謝り方

2歳の噛みつきはよくある?まず知っておきたいこと

2歳の子どもの噛みつきは、珍しいことではありません。

なぜなら、2歳の噛みつきは、発達の過程で起こることが多いからです。

2歳の子どもの発達の特徴の一部は以下のとおりです。

  • 語彙が増える
  • 言葉で思いを伝えようとする
  • 友達に興味を持ち関わろうとする
  • 自我が強まる

これらの発達の過程にいるため、

「まだうまく言葉が出ない」

「自分の気持ちを伝えられない」

「友達と関わりたいけど関わり方がわからない」

ときに、噛みつきが出てしまうことが多くあります。

2歳が噛みつくのはなぜ?3つの主な原因

2歳の子どもが噛んでしまう原因は、3つあります。

  • 言葉がまだ未熟
  • 気持ちが強くなりすぎる
  • 疲れや眠さ

噛んでしまう理由を把握しておくと、予防にも繋がるため安心です。

言葉がまだ未熟

2歳の子どもは言葉がうまく出ない場合、噛んでしまうことがあります。

自分の思いが言葉で伝えられなかった結果、口が先に出てしまうのです。

言葉の発達は、1歳半から2歳で二語文を話し始め、2歳から3歳で三語文、会話ができるようになります。

しかし、言葉は個人差も大きく、まだ単語しか出ない子もいれば、会話が成立する子もいます。

また、お話が上手でも友達に思いを伝えるのは難しいこともあります。

言葉を獲得している段階にいると理解しておきましょう。

気持ちが強くなりすぎる

2歳の子どもが噛んでしまうのは、自分の思いが強くなったときに、相手に伝わらなかった場面です。

発達上、自我が強まり「こうしたい!」と主張するようになりますが、言葉ではまだうまく伝えられません。

そのため、

  • 遊びたい
  • おもちゃを貸してほしい
  • 今は一緒に遊びたくない
  • 嫌なことをされた

このような場面で、自分の思いが伝えられずに、噛んでしまうのです。

疲れや眠さ

子どもの機嫌も、噛んでしまう理由の1つに挙げられます。

「疲れや眠気だけで?」と思われる方もいるかもしれません。

感情をコントロールするのは、脳の前頭前野という場所です。

前頭前野は、3歳ごろから発達していき、20歳を過ぎてから成熟します。

そのため、2歳では感情のコントロールがまだ難しく、我慢ができません。

そのため、疲れているときや眠いときに、お友達とトラブルになってしまうと噛んでしまうことがあります。

噛みつきが起こりやすい場面(園・家庭)

では実際に、噛みつきが起きやすいのはどういう場面でしょうか。

保育士である私が経験した園での噛みつきが起こりやすい場面を紹介します。

おもちゃの取り合い

おもちゃの取り合いは、噛みつきが起こりやすい場面です。

たとえば、

  • 自分が使っていたおもちゃを急に取られたとき
  • どうしても欲しいおもちゃを貸してもらえなかったとき
  • 一緒に遊びたくて近づいたものの、うまく関われなかったとき

「使いたい」「貸したくない」と言葉で伝えきれず、 強い気持ちがそのまま行動に出てしまうことがあります。

気持ちが高ぶったとき

嫌なことがあって、気持ちが不安定になったときにも噛みつきは起こります。

感情のコントロールや言葉での気持ちの表出が難しく、口が先に出てしまいます。

おもちゃの取り合いは2歳児クラスではよくある場面です。

そのなかで言葉で「今使ってるよ」と伝えているのに、聞いてもらえないこともあります。

「自分は思いを伝えているのに、相手が聞いてくれない」

「おもちゃを取られたくない」

と自分を守るために噛んでしまったという事例もありました。

眠い・空腹

噛みつきは、眠い時や空腹のときにも起こることがあります。

2歳は衝動を抑える力が未熟で、不快を言葉で伝えられません。

また、体調の影響も強く受けます。

そのため、余力がなくなると衝動性が強まり、

眠い→イライラする→些細な刺激に反応→噛む

という流れで噛んでしまうのです。

日々の生活の中では、

  • お昼寝が短く、目をこすっている
  • 夕方の遊び場でいつもなら譲れるおもちゃで怒る

などと、眠さや空腹が起きやすい場面で噛みつきが発生しやすいです。

【噛みつきが起こったとき】今日からできる4つの対応方法

噛みつきが起こってしまったときの対応方法は4つあります。

  • 止める(安全確保)
  • 短い言葉で伝える
  • 代わりの表現方法を知らせる
  • 落ち着いた後に振り返る

子どもが噛んでしまうと驚きとショックで、どうしたらよいかわからなくなるかもしれません。

まずは、子どもの安全確保を優先し、落ち着かせることが大切です。

今日からすぐ実践できる対応方法を知り、噛みつきが起こった際は落ち着いて対応できるようにしましょう。

止める(安全確保)

子どもが噛んでしまったときは、すぐに止めます。

相手の子の被害をこれ以上広げないことや、相手が怒り、手や口などが出てしまうのを防ぐためです。

止めるときは、「噛んだら痛いよ。離して」と短い言葉ではっきりと伝えて子ども同士を離します。

離したあとは子ども同士の間に入り、二次被害が出ないように身体で遮りましょう。

短い言葉で伝える

止める際にも伝えていますが、気持ちを受け止めつつ、もう一度短い言葉で、してはいけない行為だということを知らせてください。

噛むことはいけないと焦り、

「なんで噛んだの!?」

「お友達が痛い思いをするんだから、だめでしょ!」

と叱りたくなる気持ちはわかりますが、ポイントは短い言葉で伝える点です。

「噛むのは痛いからいけない。」

これで充分です。

相手を傷つけているため、物足りなく感じるかもしれませんが、噛んだ後は子どもも気持ちが高ぶっています。

そんなときに色々と言われても子どもの頭には入っていないことが多くあります。

代わりの表現方法を知らせる

噛むのはいけないことと伝えたあとは、代わりの表現方法を知らせましょう。

次に同じような場面になったときに、噛む以外の手段があると知るためです。

また、2歳の子どもは言葉やお友達との関わり方を知る段階にもあります。

「貸してほしい時は”貸して”って言うんだよ」

「貸してもらえなかったときは、ママや先生に言ってね」

と解決方法を伝えることが大切です。

落ち着いた後に振り返る

その場で感情が高ぶっているときは、子どもも親も冷静に話を聞けません。

まずは気持ちが落ち着くのを待つことが大切です。

家に帰ってから、

・「さっき噛んだね」と事実を確認
・「貸してほしかったんだね」と気持ちを言葉にする
・「”貸して”って言えたらよかったね」と代わりの方法を伝える

落ち着いた状態で振り返ることで、
「怒られた記憶」ではなく「どうすればよかったかの学び」として残りやすくなります。

人格を否定せずに、行動を止めましょう。

噛んでしまったときのフォローと謝り方

噛んでしまったときの子どもへのフォローと相手への謝り方を紹介します。

噛みつきが起こると動揺してしまいますが、事後の対応を知っておくと少し冷静に行動できます。

相手への対応

噛んでしまった相手に対して、まずはケガの確認をします。

対応の順としては以下のとおりです。

  1. (噛みつきを)止める
  2. 噛まれた子の様子を見る
  3. 保護者に落ち着いて謝罪

大切なのは、言い訳はせずに事実だけを伝え、謝ることです。

伝え方の例としては、

「本当に申し訳ありません。すぐに噛むのを止められず…大丈夫でしょうか?」

反対に、伝え方のNG例は、

  • 「最近イヤイヤ期で…」
  • 「眠かったみたいで…」
  • 「うちの子も普段はしないんです」


などの言葉を謝る前や後に入れることです。

言い訳は火に油です。

事実を認め、真摯に謝罪する姿勢を見せれば、そのあとのトラブルにも繋がりにくいケースが多くあります。

子どもへの声かけ

我が子への声かけは、

  • 短く
  • 庇わない
  • 被害側より厚くしない

ようにします。

「嚙んだら痛いよ」

「ストップ」

「口は出さないよ」

その場では、我が子へのフォローはしないことが大切です。

被害者の保護者の方からしたら、加害側の気持ちを優先しているように感じます。

我が子へのフォローは、その場が収まったあと、場所を変えて行います。

フォローの仕方は、対応方法を参考にしてください。

その場で完璧にしつけようとしなくて大丈夫です。まずは安全と関係の修復を優先しましょう。

親が落ち込みすぎないこと

親がその場で落ち込みすぎないようにすることも大切です。

優先順位は、

  1. 安全確保
  2. 相手への謝罪
  3. 我が子へのフォロー
  4. 自分の感情の整理

親がその場で「どうしよう…私のせいで…」 と崩れると、場の緊張が増し、相手が逆に気を遣います。

また、子どもも「大変なことをしてしまった」と受け取り、 結果的に全員が消耗してしまいます。

その場では冷静に対応できれば十分です。

落ち込む気持ちは、家に帰ってからゆっくり整理しても遅くありません。

注意してほしい点は、過度に自分を責めることです。

我が子が噛んでしまって落ち込む気持ちも、相手に申し訳なく思う気持ちも自然です。

しかし、2歳の噛みつきは発達の上で起きやすいことが多くあります。

1回の出来事で、その子の性格や将来が決まることはありません。

必要以上に自分を責めたり、我が子に異常があるのかもと思いすぎないようにしてください。

発達障害かも?と心配になる目安

それでも発達に問題があるかもしれないと不安になる方は、以下の目安を参考にしてください。

  • 頻度が極端に多い
  • 年齢が上がっても強い
  • 他にも気になる行動がある

目安に当てはまる場合は、専門機関への相談がおすすめです。

詳しくは、こちらの記事で紹介していますので、よかったら読んでください。

👉2歳が保育園で噛んだら謝るべき?親の対応と家庭での関わり方

まとめ:ほとんどは成長とともに落ち着いていく

2歳は、

  • 語彙が増える
  • 友達に興味がある
  • 自我が強まる

発達の途中にいます。

うまく言葉が出ずに、関わり方がわからずに、感情をコントロールできずに噛んでしまうことは多くあります。

しかし、成長とともに噛みつきは次第に落ち着いていきます。

噛んでしまったから我が子には問題があるとすぐに考えずに、噛む以外の関わり方を伝えていきましょう。

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