2歳が叩くのをやめない3つの理由|怒ると笑うのはなぜ?親の対応法とNG行動

やりたいを育てるヒント帖
あさのちさ
あさのちさ

こんにちは!毎日の育児お疲れ様です♪

2歳の子どもが叩いてきて困っていませんか?

「注意すると余計に叩く」

「怒るとなぜか笑う」

「何度言ってもやめない」

そんな姿を見ると、

「このままで大丈夫?」「私の対応が悪いのかな?」と不安になりますよね。

実は2歳の叩く行動は珍しいことではありません。

まだ言葉や感情のコントロールが未熟な時期だからです。

しかし、だからといって放っておけばよいわけではありません。

叩いたときの関わり方によって、子どもは少しずつ叩かなくてもよいことを学んでいきます。

この記事では保育士の経験をもとに、

  • 2歳が叩く3つの理由
  • 叩くのはいつまで続くのか
  • 叩いてきたときの対応法
  • やってはいけないNG行動
  • 理由別・叩いたときの対処法

をわかりやすく解説します。

2歳が叩いてしまうときに起こりがちなその他の悩みの解決法はこちら↓

☆我が子がほかの子を叩いてしまったときの対応法

☆叩いたときにごめんなさいが言えない

2歳が叩いてくる3つの理由

2歳が叩いてくる理由は、3つあります。

  1. 言葉でうまく伝えられない
  2. 衝動をコントロールできない
  3. 気持ちが強すぎる

2歳の叩く行動は珍しいことではありません。まだ言葉や感情のコントロールが発達途中だからです。

理由を知ると、冷静に対応できます。

2歳の発達を踏まえて、叩いてしまう理由を知りましょう。

① 言葉でうまく伝えられない

2歳はまだ言葉でうまく思いを伝えられません。

例えば、

  • 親に伝えたい思いがあるのにできない
  • 「貸して」が言えない
  • 「嫌」の理由が伝えられない

このような場面で、伝えられないもどかしさから手が出てしまうことは珍しくありません。

保育園や幼稚園などの集団で過ごす場でも、おもちゃの貸し借りや、一緒に遊びたいけどうまく伝えられないときに手が出てしまうケースが多くあります。

② 衝動をコントロールできない

2歳は、思ったことをすぐ行動に移してしまう時期です。

「叩いたらどうなるか」を考える前に手が出てしまいます。

大人であれば叩くと相手が痛い思いをすると考えられますが、2歳の子どもはまだそこまで予測できません。

そのため、わざとやっているわけではなく止められないことも多いのです。

③関心を引こうとしている

大人にこちらを見てほしくてやることもあります。

叩くと、私たちは「あ!叩いた!痛いよ、だめじゃない!」と声を掛けますよね。

それが子どもにとっては注目してもらえたと感じるのです。

叩くと構ってもらえると学んだ子どもは、自分を見てほしいときに叩くようになります。

2歳の叩く行動は発達が進むと減っていく

2歳の叩く行動は、言葉や感情のコントロールが発達するにつれて少しずつ減っていくことが多いです。

個人差はありますが、3歳頃になると語彙が増え、自分の気持ちを言葉で伝えられる場面が増えてきます。

また、成長とともに衝動を抑える力も少しずつ育っていくため、叩く以外の方法で気持ちを表現できるようになっていきます。

ただし、すぐに叩く行動がなくなるわけではありません。

疲れているときや思い通りにならないときなどは、言葉が出てきた子でも手が出てしまうことがあります。

そのため、「まだ叩くからダメだ」と考えるのではなく、叩かずに気持ちを伝えられた場面に目を向けることも大切です。

また、子どもによって成長のペースは異なります。家庭だけでなく、保育園や幼稚園など集団生活の中で少しずつ人との関わり方を学び、落ち着いていくケースも少なくありません。

相談が必要なケース

一方で、

・年齢が上がっても頻繁に叩く
・相手にけがをさせるほど強く叩く
・家庭でも集団生活でもトラブルが続いている

といった場合は、一人で抱え込まず、自治体の子育て相談窓口や保健センター、かかりつけ医などに相談してみましょう。

叩く行動だけで発達上の問題があるとは言えませんが、専門家に相談することで関わり方のヒントが見つかることもあります。

大人が一貫して「叩かなくても気持ちは伝えられる」と教えていくことで、子どもは少しずつ学んでいきます。

2歳の子が叩いてきた時の対応法

叩いてきた時にできる対応は以下の3つです。

  1. 手を止めて安全を確保する
  2. 短く「叩かない」と伝える
  3. いったん距離をとる

子どもの叩く行為をエスカレートさせないようにすることが大切です。

① 手を止めて安全を確保する

まずは手をやさしく止め、叩けない状態にします。

② 短く「叩かない」と伝える

次は短く「叩かないよ」と伝えます。

感情的になったり、長く説明したりすると頭に入らない場合もあります。

③ いったん距離をとる

それでも続くときは、いったん離れます。

「少し離れるね」と伝えて、落ち着くのを待ちましょう。

怒ると笑う3つの理由

叩くのをやめさせたくて叱ると、子どもが笑い出す・・・。

そんな姿に「この子はわかっているのか」「大丈夫なのか」と心配になったり、ときにはイライラすることがあると思います。

しかし、2歳の子どもが叱られて笑ってしまうときは、面白くて笑っているわけではないことがあります。

なぜ、笑ってしまうのかを見ていきましょう。

緊張や不安で笑ってしまう

もっとも多い理由のひとつが、緊張や不安です。

大人でも緊張すると笑ってしまう人がいますよね。

2歳の子どもは感情を整理する力がまだ未熟なため、

  • 怒られている
  • 怖い
  • どうしたらいいかわからない

という状態になると、笑いとして表れることがあります。

実際に子どもの発達に関する専門家も、幼児が叱られたときに笑うのは「緊張や不安への反応」である場合があると説明しています。

反応を見ている

2歳は「境界線」を学んでいる時期でもあります。

「本当にダメなのかな?」

「お母さんはどんな反応をするかな?」

と、無意識に大人の反応を確かめることがあります。

笑っているように見えても、「面白がっている」というより、状況を理解しようとしている途中の場合も少なくありません。

感情を処理しきれていない

2歳は感情のコントロールが発達途中です。

悲しい、悔しい、恥ずかしい、不安などの気持ちが一度に押し寄せると、自分でもどう表現してよいかわかりません。

その結果、笑ったり、ふざけたり、急に泣いたりといった反応が見られることがあります。

アメリカ小児科学会も、2歳頃は感情や衝動をコントロールする力が未熟で、強い感情が突然の行動として表れやすい時期だと説明しています。

理由別|叩いてきたときの関わり方

叩いてきたときの関わり方を理由別にまとめました。

  • 言葉で言えないとき
  • 衝動が強いとき
  • 気持ちが強いとき

我が子のタイプに当てはめて読んでいくと、次叩いた場面でどのようにすればよいかがわかります。

言葉で言えないとき

言葉で言えずに叩いてしまったときは、子どもの思いを代弁します。

子どもの思いに共感すると、気持ちをわかってもらえたと感じて叩くのを止める場合もあります。

例えば、おもちゃを貸してほしかったけど貸してもらえなくて叩いてしまったとき。

「使いたかったのね。」「貸してほしいんだね。」と声を掛けましょう。

保護者が子どもの思いを言葉で知らせていくと、「このときはこう言えばいいんだ」と学んでいきます。

衝動が強いとき

衝動が抑えられず叩いてしまうのは、我慢する力が未熟なことが理由に挙げられます。

そのため、衝動的に叩いてしまう場面では、先に止められるのがベストです。

カッとなって叩く時は力が強まったり、回数が多くなる可能性があるためです。

まずは安全な環境を確保し、叩く相手との距離を離してください。

そのため、子どもの衝動が強まる前兆は、把握しておくことが大切です。

安全を確保した後は、叩く以外の関わり方を伝えましょう。

私が保育園でよくやっている関わり方は、以下のとおりです。

・貸してもらえなかったことに怒り、手を出そうとした時

→気持ちを受け止め、「次は貸してね」と伝えることを知らせる

・嫌なことをされて怒り、やり返そうとした時

→気持ちを受け止め、「やめて」と言う。または保育者に助けを求めることを知らせる

ポイントは、自分の思いを理解することと、叩く以外の方法があることを知ることです。

衝動性はすぐになくなるものではなく、成長とともに落ち着いていきます。

大変なことも多いですが、根気強く向き合っていきましょう。

構ってほしいとき

子どもが注目してほしくてやっているときは、行為に目を向けないことです。

叩いても何も起きないとわかれば、子どもは次第にやらなくなります。

ただし、周りに危害が及ぶ場合は、ただちに止めて、いけない理由を話しましょう。

親が叩かれたときにやりがちなNG対応

子どもが叩いた時に、親がやりがちなNG対応をまとめました。

  • 叩き返す
  • 強く怒る
  • 無理に謝らせる

言葉で伝えても叩く行為が治らない場合、上記の対応をしがちです。

「やめさせなければ」

「なんで伝わらないの?」

「怒ると笑う…」

と焦ってなんとかしたくなる気持ちはわかりますが、叩き返したり強く怒ったりしても子どもの叩く行為は減りません。

なぜなら、先ほども書いたとおり、自分の思いを言葉で伝えるのが難しい発達段階にいるためです。

親が叩かれたときに叩き返す対応をしていると、子どもは「叩かれたら叩き返せばいい」と学びます。

また、強く怒ると、子どもは緊張や不安から笑ってしまうこともあります。

叩くのをやめさせたいと思うのであれば、子どもの思いと向き合い、叩く以外の術があると伝えていくことが大切になります。

叩いたあとに子どもが謝らないときはどうする?

我が子がほかの子を叩いたあとは、いけないことをしてしまったので謝らせたいと思うものです。

しかし、叩いたあとすぐに「ごめんね」とは言わないでしょう。

まだ2歳の子どもは他者への思いやりの気持ちがなく、こうしたら相手がどう思うかも予測できません。

でも、「叩くことはいけないこと」「相手に嫌なことをしたら謝る」ということは知ってほしいですよね。

過去の記事に2歳が謝らないときの関わり方について紹介していますので、よろしければご覧ください。

👉 「2歳が謝らないときの正しい関わり方はこちら」
 

まとめ|叩くのは成長途中、対応で変わっていく

2歳の叩く行為は、言葉がうまく出ない、感情や衝動のコントロールが難しいといった発達面からくる行動です。

叩いてしまうときは、安全な場を確保して短く「叩いたらいけないよ」と伝えましょう。

叩いてしまう理由別の対処法は以下のとおりです。

  • 言葉が出ないとき→代弁する
  • 衝動性が強い時→叩く以外の方法を知らせる
  • 構ってほしい時→構わない

繰り返し伝えていくと、少しずつ叩く行動は減っていきます。

なぜなら、叩かなくても気持ちを伝えられる方法を学んでいくためです。

イライラする場面も多いと思いますが、完璧な対応は目指さず、長い目で見守っていきましょう。

まずは次に叩かれたとき、ひとつでも実践してみてください。

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