2歳の子に「おもちゃを片付けて」と言っても、なかなか片付けてくれず悩んでいませんか?
「遊びをやめられず親がずっと片付けている・・・」
「何度言っても片付けが習慣づかない」
この状態が続いて、片付ける場面になるとすぐにイライラしてしまう。
2歳の子が片付けないのは、切り替えが難しく、片付ける意味をまだ理解できない発達にいるためです。
2歳ではまず、片付ける練習を親と一緒にする段階です。
この記事では片付けられない理由と、今後片付けられるようになってもらうための対応法などをお伝えします。
参考になれば嬉しいです!
2歳が片付けられない3つの理由
2歳が片付けられないのには、主に以下の3つの理由があります。
- 遊びを中断できない
- 片付ける場所がわからない
- 片付けの意味がわかっていない
切り替える力や行動をコントロールする力が発達途中にあります。
育ちの上で片付けが難しいとわかると、親もイライラせずに対応できます。
遊びを中断できない
2歳が片付けない理由の1つは、遊びを途中でやめられないことにあります。
まだ次の行動へ切り替える力が十分に育っていないため、遊びを続けたくて片付けを嫌がります。
また、見通しが立てられず、片付けの時間だといってもわかりません。
たとえば、寝る前だから、次はごはんだから、出かけるからなど、大人は次にやるべきことがわかっていますよね。
そのため、遊びを終わらせて片付けようと考えますが、子どもはまだそこまで考えられません。
片付ける場所がわからない
片付ける場所が決まっていないと、場所がわからず片付けの意欲が低下してしまうことがあります。
大人でもそうですが、片付けようと思って物を出したものの、片付ける場所がないと途端にやる気を失ってしまいませんか?
この箱にはブロック、このかごにはおままごとの道具など、どこに戻すかわかるとそこに入れるだけなので片付けの難易度も下がります。
片付けの意味がわかっていない
片付けをしようと言われても、「片付けって何?」とわかっていない場合もあります。
これは、「片付けの意味」「散らかっているから片付ける」ということを理解していないという意味です。
2歳の子は、おもちゃを箱に入れるという単純な行動は真似できますが、使い終わったら元に戻すべきという抽象的なルールはわかりません。
大人の「出したんだから片付けて!」という発想は、2歳の子どもにとっては難しい概念なのです。
自分で片付けられるようになるのはいつ頃?
自分で片付ける意味を理解し始めるのは、4〜5歳頃がひとつの目安です。
「片付ける」意味やおもちゃを元に戻さないと次のお友達が使えないというルールを理解し、以前よりも自分で片付けをするようになります。
しかし、まだ自分から進んで片付けようとしたり、綺麗な状態を維持したりすることまでは考えられません。
上記から、片付けの習慣をつけることや自ら片付けをさせることは、意外と2歳にとっては難しいことがわかります。
2歳は大人と一緒に片付けをしながら、物を定位置に戻すことを覚える時期と理解しておくと、やらなかったときにイライラせずに済みます。
片付けられるようになるための対応法3選
2歳の子はまだ発達上自分から片付けをすることが難しいですが、片付けの習慣をつけるためにやれることは3つあります。
- 大人が一緒に片付ける
- 片付ける意味を知らせていく
- 片付けるものを明確にする
ポイントは、親が一緒にやること、片付けるものをわかりやすくすることです。
2歳の子はまだ大人のしていることを見て真似する方が理解しやすく、片付ける範囲が明確になっていると終わりが見通せるので、やろうという意欲につながります。
将来自分から片付けられるように、2歳の今から試してみてください。
大人が一緒に片付ける
2歳に片付けてもらいたいときは大人が一緒に、片付ける姿を見せることです。
子どもは、見て学びます。言葉で説明されるよりもわかりやすく、どうしたらよいかがわかるためです。
感覚的には、9割は大人が片付けてしまいます。
おすすめは、「人形をお家に返してあげよう」「冷蔵庫にしまえるかな?」などと、遊びの延長線上で行うことです。
大人が一緒に片付けをしながら、一部分だけお手伝いしてもらうと、子どもに片付けもしてもらえます。
片付ける意味を知らせていく
親が片付けをしながら、なぜ片付けをするのかを話しましょう。
片付ける理由を繰り返し伝えていくことで、3歳、4歳と年齢が上がるにつれて意味を理解し、自分で片付ける行動につながります。
具体的な声掛けの仕方は、こちらです。
- 「片付けるとお部屋が綺麗になるね」
- 「おもちゃが落ちていないと、お部屋で広々と遊べるね」
ポイントは、親が一緒に片付けをしながら呟くこと。
叱ったり、言い聞かせる必要はありません。親が実際にやってみて感じたことのように言うだけです。
繰り返していけば、2歳の子も真似して片付けしながら言うようになります。
片付けるものを明確にする
片付けるものを明確にすると、2歳の子がやってくれやすくなります。
これを片せばおしまいと終わりがわかりやすいためです。
一緒にやってもらうときは、これを元に戻してくれる?とわかりやすく提示してください。
部屋全体に散らばったおもちゃを「片付けよう!」と言われると、どこから手をつけて良いかわからなかったり、あまりの多さからやる気がなくなったりします。
数を限定するだけで終わりもわかりやすいため、片付ける意欲に繋がります。
親がやりがちなNG対応
「片付けないと捨てるよ」と脅す
片付けないと捨てるよと脅すことは、逆効果です。
2歳はまだ先々まで見通せず、
「片付けないと捨てられてしまう」
「捨てるということは、おもちゃがなくなること」
まで理解できません。
そのため、「片付けないと捨てるよ!」と言っても、「うん」「いいよ〜」と返されて、さらにイライラした経験がある方もいるのではないでしょうか。
片付けないと物がなくなるということを理解しない2歳に捨てるよ、と脅すのは効果がありません。
何度も怒る
やってほしいからといって何回も怒ってしまうと、自分から片付ける子から遠ざかります。
2歳はまだ片付ける理由を理解して、行動をコントロールする力が未発達です。
片付けないからといって怒り続けると、「怒られる」「嫌だ」という体験として受け取ることもあり、片付けの重要さを学ばない場合があります。
結果として、自分から片付けることが難しくなり、声を掛けられないと動けない状態につながることがあります。
2歳には怒るのではなく、具体的に片付ける方法を伝えながら片付けの練習をしていく段階だと理解しておきましょう。
親がすべてを片付ける
親がすべてを片付けてしまうのも、実はよくないです。
親がすべて片付けてしまうと、子どもが片付ける経験を積む機会が減ってしまいます。
私も子どものおもちゃをすべて片付けてしまっていたことがあるのですが、見事に片付けなくなりました。
片付けしようといっても、絵本を読んで終わるのを待っている始末。
そのため、少しずつ「これおうちどこかな」「ママがこれをやるからあなたはこれを片付けて」など分担してやるようにしました。
また、時には出しっぱなしにしてみる日も作りました。
片付けをしなかったことで、どこにおもちゃがあるのかわからず、使いたいおもちゃがすぐに使えない経験をし、片付ける大切さを学んでいました。
今では、自分で出したおもちゃは6割片付けてくれています。
親が片付ける姿を見せるのは大切ですが、少しでいいので子どもにも参加してもらい、片付ける意味を知らせていきましょう。
まとめ:2歳の子どもは片付けの練習段階にある
まとめ
- 行動をコントロールする力・先を見通す力が未発達
- 自分から片付けは2歳に難しい
- 片付ける意味やルールを少しずつ理解し始めるのは4~5歳ごろが目安
- 将来片付ける子になるために親がやる姿を見せ、片付ける意味を知らせていく
2歳は、まだ遊びをやめて片付けようと行動をコントロールする力がありません。
また、寝る前だから片付けるといった先のことを見通す力も未発達です。
片付ける意味やルールを少しずつ理解し始めるのは、4〜5歳頃がひとつの目安です。
綺麗を維持するために自分から片付けるようになるのはそれ以降であることから、片付けが2歳の子にとっては難しいことがわかります。
片付けないとイライラし、何度も怒ったり、「片付けないと捨てるよ!」と脅したりすると子どもは余計に自分から片付けなくなってしまいます。
片付けられる子になってほしいと思うのであれば、まずは大人が片付ける姿を見せながら、「片付けるとお部屋が綺麗になるね」「遊びやすいね」などと言って、片付ける意味を知らせてください。
片付けるもの、場所を明確にすると2歳は取り組みやすいです。
ここからここまで、と決めてあげて一緒に片付けをしましょう。
すぐには自分で片付けられるようにはなりませんが、日々の積み重ねが大切です。
「2歳の子はまだ自分で片付けは難しい」と知っておくと、片付けさせなければと思いすぎることもなく、肩の力も抜けます。
ぜひお家での片付けのときに試してみてください。

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